【ペット保険体験談】ポメラニアンの膝蓋骨脱臼治療に保険を利用。成長に合わせて2回の保険見直しも

30代女性Mさんが、飼っているポメラニアンの『膝蓋骨脱臼』治療にペット保険を利用した時の体験談と、愛犬の年齢や通院状況に合わせてペット保険を見直した経験を元にした『ペット保険の選び方』についてのアドバイスです。

愛犬のポメラニアンとの出会い

私の愛犬はポメラニアン(クリーム)メスになります。

ポメラニアンに決めた理由は、ペットショップで今の愛犬を見てすぐに「この子がいい!」と感じるところがあり、迷いもありましたが、当時の彼氏と相談して連れて帰ることを決めました。

ペット保険は、購入を決めたペットショップに勧められたことで加入を決めました。

飼い始めた当初はペット保険の存在も知らなかったのですが、友人からもペットの医療費の莫大さについて聞いていたこともあり、「何かあった時にお金が足りず治療ができない」ということがあってはならないと思って、加入を決めました。

ペットショップで愛犬を引き受ける際にペット保険に加入

手続きは愛犬を購入したショップで生体引取り時に契約できたので、大変便利でした。

その際に2社の保険を勧められましたが、補償内容に差がなかったので、安価な方に決めました。
プランは70%補償で、賠償責任特約付のものにしました。

月々の保険料は2,810円だったのですが、そのプランは最初の一か月が100%保証のプランでしたので、その月のみは保険料が4,700円でした。
保険料は、生活の負担にならない程度に収めたいと思っていたので、満足していました。

元気だと思っていた愛犬が、栄養失調と中耳炎、角膜炎症に。

飼い始めた当初は元気だった愛犬ですが、3か月を過ぎた頃から、日を追うごとに元気がなくなり、ポメラニアンの特徴でもある被毛が顔から抜け落ちていくようになりました。

あわてて病院に駆け込み、診察と検査(血液検査、目の傷の検査、耳の検査)をしてもらうと、栄養失調・中耳炎・目の角膜炎症であることが判明。
栄養失調に関しては私に落ち度があったのですが、仔犬の時は食事を1日4~5回に分けて与えなければいけないところを2~3回にしていたことが原因でした。

知らなかった事とはいえ、愛犬を危険な目に合わせたことには変わらないので、深く反省しました。
医師には適切な指導をして頂き、応急措置として栄養価の高い治療用の餌を処方されました。
中耳炎は恐らく購入前からの症状と予想されるとのことでしたが、愛犬が耳を掻いたり目を擦ったりする様子を見逃さないようにすれば、もっと早くに気付けたはずでした。
医師からは「耳掃除を必ず行うように」と指導して頂き、中耳炎の塗り薬治療、耳掃除、化膿止めの目薬治療をして頂きました。
日常生活でも正しい給餌サイクルを心がけて、治療用の高栄養の餌を与えると、みるみるうちに愛犬に元気が戻り、回復していきました。

通院は1ヶ月間で計9回、治療が終わる頃には血液検査の結果も正常値となり、中耳炎と目の炎症も完治、涙やけで抜け落ちていた顔の被毛も元通りになりました。
治療にかかった金額は、計9回で70,647円で、その内46,573円に関しては加入初月の100%補償内でした。
残りの金額は70%補償でしたので、自己負担額は7,223円でした。
通院していた病院は窓口清算に対応していたので、保険請求の書類を送る必要はありません。
最初に窓口で委任状の記入と保険証の提示を行うだけで清算が終わったので、大変便利で助かりました。

突然の3本脚歩行。検査の結果『先天性膝蓋骨脱臼』と判明

治療が終わり一安心だったのですが、その1ヶ月後に新たな事件が起きました。
生後4か月のある日、いつもと同じように愛犬と遊ぼうと思ってケージの扉を開けると、3本脚で歩く愛犬の姿が。
左足を地面には着けないで、器用に私のところに歩いてきたのです。
ビックリしつつも不思議に思い、さらに歩かせたり足を触ってみたりしましたが、特に異常があるようには見えません。

しばらく様子を見たのですが3本脚歩行は変わらず、だんだん不安になり、夜間緊急病院に駆け込みました。
先生に症状を告げ、待つこと20分……。
4本脚で歩く元気な愛犬の姿が見えました。
安心で涙が出そうになりながら先生の話を聞くと、レントゲンや触診の結果から、左足だけでなく右足も脱臼していたことが判明。
そして、恐らく脱臼は先天性のものだろうと先生に告げられました。

今まで脱臼していたことに気付けなかったことを心から愛犬に謝りました。
『膝蓋骨脱臼』が、その時の病名です。
夜間緊急の先生曰く「小型犬には多い症状で生まれつきの子も少なくない」とのこと。
「緊急性は高くないが、主治医の先生と相談して今後の治療方針を話し合うように」と伝えられました。

「膝蓋骨脱臼の手術をしない」という選択。結果としては正解でした

翌日、早速かかりつけの病院に愛犬を連れて行きました。
夜間治療の診断内容と病名を告げて、頂いたレントゲン写真を渡しました。
『先天性膝蓋骨脱臼』は、ほぼ間違いないとのことでした。

今後の治療方針を先生に相談すると、「体力が十分ではない仔犬の体を手術するのはとても危険で、手術しても完治はしないかもしれない」旨を告げられました。
また、「まだ生後4ヶ月でこれから骨も筋肉も成長する段階なので、それにより脱臼の症状が緩和されるケースもある」という説明もありました。
その言葉に安心して、当面のところは成長を見守っていくことに。

あれから7年経った今、愛犬は手術をすることなく、元気で毎日散歩に行っています。
脱臼している箇所は成長によって緩和されたようで、今では滅多に外れることはなくなりました。
本当にあの時の先生方の治療に感謝しています。

そして、この時も保険に入っていたことで高額な医療費負担を抑えることができ、安心して通院できました。
今回の『膝蓋骨脱臼』での通院は約5ヶ月間続きました。
通院回数は4回(夜間診療含む)で、治療費の合計は43,800円、その内の自己負担は13,140円でした。
夜間緊急病院では保険の窓口精算に対応していなかったので、計算書の原本と所定の申請書を郵送しました。
1ヶ月以内に指定した口座に入金がありました。
その後に通院した、かかりつけの病院では窓口清算が可能でしたので、そこでは自己負担分だけを支払いました。

最初に加入した保険のメリットは信頼感と利便性。ただし保険料の面では割高感も

私が加入した保険会社は、比較的歴史があり、安定していて信頼できるというイメージがあります。
窓口清算が可能な提携病院も増えて、通院後の手続きが不要なところが大きなメリットです。
一方で、デメリットはその価格でしょうか。
加入当初こそ2千円代の月負担でしたが、年齢が上がるにつれて、負担が跳ね上がります。
どこの保険会社もそれは同じなのですが、私が加入した保険は特に金額が高い方だと思います。

現在は、多数のペット保険会社が参入して、日々、価格競争をしています。
ペット保険の中には、10歳になっても月々2千円代に収まるものもあれば、80%を負担してくれるものもあります。
ただ、それらの新しいペット保険には、補償対象外の病気や症例もあるので、特約を含めて、愛犬に合わせた保険の加入をお勧めします。

保険会社を見直すことで月額保険料が下がりました

年齢が上がるとともに、保険会社を見直すことも大切です。
私が最初に加入した保険は1歳の時に月額2,980円でしたが、3歳の時には月額3,200円に上がりました。
この時にペット保険の見直しを考え、月額や補償内容、例外疾病、口コミなどを比較して、別の保険会社の70%プランに乗り換えました。
その結果、補償内容はほとんど同じでしたが、3歳時点の月額保険料は2,560円に下がりました。

『膝蓋骨脱臼』についても補償内容に含まれている点が良かったのですが、前の保険とは異なり、窓口清算が出来ない点については少し大変な印象がありました。
しかし、愛犬が成長するにつれて通院することが減ったので、結果としては手続きに関して不便を感じることはありませんでした。

愛犬の成長とともにペット保険を選ぶ条件も変化。2回目の保険見直し

愛犬が7歳になり、再びペット保険を見直すことにしました。
この時には、ペット保険会社が20社ほどに増えていて、それらを調べるだけでも一苦労でした。
今回、私がペット保険を選ぶにあたって重視したのは、月額保険料、補償内容(負担割合、年間限度額、1日限度額)、口コミ情報、例外疾病です。
以上の点を総合的に判断して、保険会社を変更しました。

一番魅力的だったのは、なんと言っても月額保険料が2,290円に下がったことです。
80%補償で、限度額は以前の2つの保険よりも下がりましたが、現在の通院状況から十分だと判断しました。
『膝蓋骨脱臼』は、残念ながら例外疾病になっていますが、7歳になった今は発症することがなくなったので、あえて重視しませんでした。
それでも、総合的に見ると、今の私と愛犬には適した保険だと判断しています。

ペット保険は、愛犬に合うもの、そして飼い主自身に合うものを選ぶことが大切。

「ペット保険に加入する」ことは、愛犬を飼う際には必ず必要だと私は思っています。
「医療費が高額だから、具合が悪い愛犬を病院に連れて行かない」というのは、飼い主としてあるまじきことです。
一方で、自身の生活への負担を考えることも大切ですから、「払える範囲の保険に加入する」ことが大事です。

ペットを飼うためには、保険以外にも、餌やおやつ、予防注射やノミダニ駆除など、かなりの金額がかかります。
保険料も毎月の支払が積み重なると、その総額は決して安い金額ではありません。
愛犬の年齢や犬種の特徴により適している保険も異なりますし、保険の手続方法や補償内容、例外疾病にも違いがあります。
ですから、各会社を見比べて、自分と愛犬の現状に一番適している保険を選ぶと良いでしょう。

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