【ペット保険体験談】ゴールデンレトリバーが雷を怖がる原因は甲状腺機能低下症

50代女性Rさんが、飼っているゴールデンレトリバーの雷恐怖症と甲状腺機能低下症の治療にペット保険を利用した時の体験談です。

ペットショップで運命的な出会い!2週間悩んでゴールデンレトリバーを飼うことに。

私が1頭のゴールデンレトリーバーに出会うきっかけになったのは、一枚の広告から。
もともと犬は好きでしたが、飼うのが大変ということであまり家族が賛成しなかったので、ペットショップで見ているだけで満足していました。
その日も、新しくできたホームセンターにペットショップがオープンするという広告が入っていました。
朝一番で見に行くと、ガラスケースの中に可愛い子犬たちが。

なかでも目を引いたのが、今、私のパートナーとして暮らしているゴールデンレトリーバー、バディでした。
いたずらっ子のような眼差しで、コロコロしながらチラッと視線を送ってくるワンコ。
なぜか運命的なものを感じて、とりあえず内金を入れてキープ。
2週間悩んで、毎日会いにいって、ついに飼うことにきめました。

ペットショップで勧められるままにペット保険に軽い気持ちで加入。

我が家に来ると決まったその日、バディはきれいにシャンプーしてもらって、青いリボンを付けて待っていました。
引き取る手続きをしている際、ペット保険への加入をショップの人に勧められ、その場で加入。
大型犬といっても、0歳のうちはさして保険料も高くなく、あまり何も考えずに「入っていた方がいいだろう」くらいの軽い気持ちで加入。
当時はその保険会社しかなかったので、選択肢はありませんでした。

保険は、70%の医療費を負担してくれるものに加入しています。
0歳で加入した時の保険料は確か一か月3,000円程度。
ただし、当時は保険会社の負担割合が50%のものに加入していました。
現在、11歳ですが、保険料は9,530円、保険会社負担率70%プランです。
正直、毎年上がる保険料の負担は大きいですが、それでもまだ保険を利用したほうが安くついています。

なお、保険料は、前年度の保険の利用回数に応じて20回以上の場合割り増し、6回~19回は増減なし、5回以下の場合割引があるという契約内容になっています。
この保険の場合は、保険利用の上限金額がありますが、窓口で保険を使って精算できるのは大きな利点です。
ただ、他の保険では、医療費、手術代、入院費、すべてを全額補償してくれるものが多いので、そのあたりは保険料など考慮して加入されたほうがいいと思います。

バディは特に健康上の問題は認められませんでしたので、審査も問題なく通過しました。
その時は、我が家に来てから数日後に保険を使うことになるとは夢にも思いませんでした。

飼い始めてから数日後に初めての保険を利用。人間と同じで「使えて当たり前」の感覚

どこかでお腹に虫がいる病気になってしまっていたようで、下痢に。
すぐに病院に連れて行って診てもらったのです。
まだその時はさしたる金額でもなく、保険に加入してよかったという実感もあまりありませんでした。
人間の健康保険のように「使えて当たり前」といった感覚のほうが強かったと思います。
それからは元気にすくすく育ち、たまに下痢をするくらいでさして問題もなく、病院にはもっぱら定期検診で行くくらい。
去勢もしましたが、去勢には保険は使えないので関係ありませんでした。

雷でパニックに……脱走して雨の中を走り回ることも。

そんなある日、天候が崩れて雷雨の中お留守番することになったバディ。
家の中で飼っていたので、雨に濡れることもなかったのですが、帰宅すると大暴れした跡が。
バディが3歳の時のことです。

当時、一緒に暮らしていた私の母が亡くなって、バディはお留守番の日々が続いていました。
寂しかったでしょうけど、お留守番もきちんとしてくれていました。
しかし、雷でパニックを起こしてしまっていたのです。
症状はどんどん悪化。
大型犬なのでパワーもあります。

ついには脱走に成功して、雨の中をパニックになって走り回っていることも……深刻な状態でした。
あらゆる補助錠を窓に取り付けても、パワーでもってこじあけてしまいます。
幸い交通量がそんなに多くない地域に住んでいたので、またバディのことを知っている人や郵便局の人が保護してくれていたりして、ずいぶん助かりました。

動物行動学専門の獣医に相談してカウンセリングを受けることに。

このままではいけないと、ある日盲導犬訓練士として有名な多和田先生にメールでご相談しました。
そうしましたら、「それはしつけの問題ではありません。動物行動学専門の獣医さんに相談してください。深刻な問題です。」とのお返事をいただきました。

すぐにかかりつけの獣医さんに相談。
実は、日本にも動物行動学専門の獣医さんが数人いらっしゃることが分かりました。

なかでもとりわけ有名、日本全国の獣医さんがそのお名前をご存じだという尾形庭子先生をご紹介いただくことができたのです。

尾形先生は、米国在住。

噛んでしまう子や吠える子、ストレスが原因で生き辛い子、そしてバディのように雷恐怖でパニックになってしまう子など、たくさんのワンコを診てくださっています。

間接カウンセリングといって、日本の獣医さんとメールなどでやり取りしながら、投薬などの指示を出してくれます。
カウンセリングは、最初にメールで送られてくる細かい問診に答えるところから始まります。

この尾形先生のカウンセリングを受けるにあたっては、謝礼金のようなものが2万5千円かかったと思います。
これには保険は使えません。
ただ、それまでに日本の獣医さんに診てもらった、例えば脱走時に怪我をしたとか、尾形先生に診てもらうまでの間の相談は問診として、すべて保険が使えました。
どれも実際に支払った医療費は1,000円に満たなかったと思います。

雷恐怖症の原因は甲状腺機能低下症。検査費用と毎月の薬代に保険を利用。

尾形先生を通じて日本の先生は、いろんな検査もしてくれます。

たとえば、まず全身状態、健康状態の確認。
また、雷恐怖症の子は、甲状腺機能低下症に罹っている可能性があるとのことで、甲状腺機能低下症の検査をしました。
これらもすべて保険適応の範囲です。
甲状腺機能の検査は多少高いのですが、保険を使えば3,000円以内には収まったと記憶しています。

検査の結果、やはりバディも甲状腺機能低下症であることが分かりました。
甲状腺機能低下症の子は、一生、チラージンというホルモン剤を飲み続けなければいけません。
副作用は特に認められません。

保険が大活躍したのはそこからです。
なんといっても、一生、毎月お薬をもらって、定期的に検査しなければならないのですから、大変な金額です。
いまでもお薬をもらっていますが、毎月保険を使わなければ、薬だけで1万円近くしてしまいます。
私は現在、70%の医療費(上限金額は1回に付き14,000円)を保険会社が負担してくれる保険に加入しているので、毎月3,000円強、薬代を支払っています。
もちろん、検査にも保険は使えます。

最初のカウンセリング以降、まだまだ雷とバディの戦いは続くわけですが、日本の獣医さんのカウンセリング料は全部精神科の問診、内診もしくは検査ということで、保険対象になっています。
尾形先生にも何度かカウンセリングしてもらっていますが、料金を請求されたのは初回のみでした。

雷恐怖症をやわらげる薬「セルシン」でパニックを克服。

お薬はセルシンという向精神薬を頓服薬のように使っています。
保険を使えば1,000円に満たない金額です。
獣医さんによると、眠たくなるのではなく、「雷がなっているけど、まあいいや」と思って寝てしまえるお薬だそうです。
今では私がずっとそばにいる生活をしていて、お薬を適切なタイミングで飲ませられるので、脱走もせず、すっかり落ち着いています。

甲状腺機能低下症が判明してからでは、保険加入はできないので、ワンコを飼ったその日に保険に加入しておいてよかったです。

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