もおか動物病院

飼い猫が前脚を痛めたようで歩きづらそうにしているので連れていきました。
初めて行きましたが、待合室はお世辞にも清潔とは言いがたく、また狭かったので動物同士の距離は必然的に近く、ストレスを感じる子もいるだろうなと思いました。

受付で症状を話すとすぐに診察室に連れていってくれましたが、ここもはっきり言って不潔でした。何に使ったのかわからない塗り薬や口輪がそのまま診察台の横に置きっぱなしで、器具も雑然と置かれていて手入れがされていないようでした。診察室の横の部屋には入院中と思われる動物たちを入れるケージが見えましたが、ここも動物と動物との距離が近く、清潔であるとは言いがたい状況でした。
また、問診票を記入するように言われることもなく、この子が何歳なのか、何キロなのか等、基本的な情報を聞かれることもありませんでした。普通初診ならばカルテを作るためにいろいろ聞いたりすると思うのですが…。(その後カルテを作る様子はありませんでした)
診察は患部を触ったり手首を曲げさせたり、素人なのでなんとも言えませんがもう少しじっくり診ていただきたかったです。診断としてはおそらく捻挫、と言われました。注射と飲み薬を出します、とのことだったのですが、それが酷かったです。
注射は、私が聞くまで「何に効く注射なのか」「何のための注射なのか」の説明は一切ありませんでした。説明を求めると炎症止めの注射だと言われましたが、診察の段階で炎症があるという話はありませんでした。そのときは強く言えませんでしたが、明らかに説明不足ですし、あり得ない対応だと思います。
また薬も注射同様「何に効く薬なのか」「何のための薬なのか」の説明も一切ありませんでした。聞けばビタミン剤だったのですが、薬を個包装されてる状態からわざわざ出して処方してきたのはわけがわかりません。これでは薬の名前もわかりませんし、不衛生ですし、何の意味もないと思うのですが…。
最後まで不信感が拭えず、名前もわからないビタミン剤を与える気になれないので結局薬は飲ませていません。注射も断れば良かったと思うくらいです。
また、お会計をしてもレシートや診察代の明細書ももらえないのには驚きました。せめてこれがもらえればどんな注射かどんな薬か、調べることもできるのに。明細にしても診察にしても不透明なところがありすぎます。

先生は愛想が良く、話しやすい雰囲気ではありましたが、それ以前に肝心な診察、処方に雑な部分が目立ち、好んでこの病院に連れて行こうとは思えません。

待合室には常連さんと思われる方も多く、一定数の方の信頼は得ているのかもしれませんし、また昔から続く古い病院だと聞いています。が、古い建物であることを差し引いてもあの清潔感のなさや雑然とした器具や書類は明らかに改善すべき点ですし、また注射や薬など動物の体内に吸収されるものへの圧倒的な説明不足は不信感を募らせるばかりです。
とにかく何もかもがこれまでお世話になった動物病院とはかけ離れていて、まるで一昔前の動物病院像、といったかんじでした。辛口な口コミだと思いますが、正直な感想です。もう連れて行きません。