この動物病院の口コミ

5.0
さいさい さん
2014年06月投稿
イヌ

前庭疾患は老犬に突然やってくる

二年前の事です。
九月も半ばが過ぎ、日差しも和らいだとは言えまだまだ暑かったある日、朝から余り食欲のなかった十三歳の愛犬に「散歩に行けばお腹も減るだろう」とリードをつけて歩き出しました。
いつもならとても喜んで走り回るお散歩。けれど、この日はやはり何だか歩き方に元気がありませんでした。
お腹でも壊したのかなあ、などと暢気に思った瞬間。

いきなり散歩中の足がおぼつかなくなりヨロヨロとよろけたかと思うと、「ガバアッ!」と音が響く位の勢いで大量嘔吐しました。
びっくりして駆け寄ると、目ん玉がぐるぐる回転していて口からはひっきりなしに大量の涎が。そして、足はもうまともに歩けもせず。

すぐに抱き上げて家に駆け戻り、赤ちゃんの頃からお世話になっているドリトルさんに電話すると、症状を聞いた院長先生に「脳梗塞かもしれない。出来るだけ揺らさない様に、静かにすぐに連れて来て下さい。緊急扱いで着いたらすぐに診ますから」と言われました。

病院に着くと、受付の方が待合室の方達に説明して下さったので、すぐに診察していただけました。
まずは血液検査、そして注射と点滴。
今まで見た事もない位ぐったりと身体を痙攣させる愛犬に、もうこの子は駄目なのかと思いましたが、結果は脳梗塞ではなく『前庭疾患』。
高齢の犬や猫に、季節の変わり目などに突然発症する事がある病気だそうでした。

結果としてそれから二週間、ご飯を食べてくれずによろよろと壁に激突しながら歩き回りガリガリに痩せて行く愛犬を見て、その時も毎日もうこの子は駄目なのかと思いました。
が、ドリトルさんでの毎日の点滴と注射と服薬のおかげで、少しの右傾斜を残しながらも一ヶ月後にはほぼ元気になってくれました。

あれから二年。
前庭疾患は再発する事があるそうですが、今のところ再発はありません。
流石に加齢による衰えはあるものの、愛犬はまだ傍に居てくれています。
とは言え、足も弱り、認知の症状も出始めこの頃は介護生活ですが、毎月毎月ドリトルさんに通い検診を受けながら、出来る限り長く長く一緒に居たいと思っています。

病院名
ドリトル動物病院
動物の種類
イヌ 《雑種 (ミックス)》
来院目的
通院
予約の有無
あり
来院時期
2012年09月
来院時間帯
日中 (9-18時)
待ち時間
3分未満
診察時間
5分〜10分
診察領域
脳・神経系疾患
症状
歩き方がおかしい
病名
前庭疾患
料金
7,900円 (備考: 但し、上記は初回料金。それから10日間通い続けました。)
来院理由
元々通っていた
内服薬(薬品名なし)
29人中 25人が参考になった

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