口コミ: 中央区のネコの皮膚系疾患 1件

エリア:
東京都中央区
動物の種類:
ネコ
診察領域:
皮膚系疾患

1件がヒットしました

5.0
Dave さん
2016年04月投稿
ネコ

動物にも飼い主にも負担の少ない病院

( 井元動物病院 、東京都中央区 )

猫(保護猫・日本猫・♂・飼育開始時推定1ヶ月)を飼いはじめたので、近所のかかりつけ動物病院を決めるために、近所の病院の口コミや評判を片っ端から調べて、この病院に決めました。

土地柄もあってそれほど動物病院の選択肢は多くないので、銀座・築地・新富といった京橋エリアだけでなく勝どき・月島・晴海エリアまで広げて調べました。これといった決め手のある動物病院がなく悩んでいたところ、猫飼いさんのブログで有力情報を発見して、そこから「井元動物病院 口コミ」などのキーワードで評判を調べたところ、周辺の病院の中では一番いい評判だったので、まずはワクチン接種からと受診し、これは「当たり」だと直感したので、それ以後ずっと伺っていますし、他の猫飼い仲間にも勧めています。

井元先生は動物の扱いにとても慣れていて(お母様曰く、子供の頃から何でも拾ってきてしまう子だったとか)、とてもテキパキと診察をし、症状を丁寧に説明し、治療方針を決めて説明、処置も驚くほど素早くしてくれます。基本的に先生一人で診察も処置もしますので、看護師さんや助手の方がいることもありますが、診察室で通常の診察に立ち会っているのは見たことがありません。

猫は嫌がったり暴れたりして診察が難しいことも多いと聞きますが、今まで通ったときに見かけた患畜の猫さんも、暴れたり逃げたりすることなく診察と処置をされています。(診察の様子は待合室から扉の窓越しに見えます)

動物を診るときも、優しく話しかけながら診てくれますし、しっかり飼い主への病状・症状の説明もしてくれますし、質問をすればきっちり答えてもらえ、しっかりコミュニケーションを取って治療を進められます。

治療方針は動物の負担にならないようにということを主眼に置いているようで、必要のない検査や処置はできるだけしないことにしているそうです。

うちの子のことだけでなく、うちの子の親(猫仲間が保護しています)が病気になった際に色々質問しても、先生の患畜ではないにも関わらずしっかり答えて下さいました。

その際、FIP(猫伝染性腹膜炎)とFIV(いわゆる猫エイズ)について話をしたのですが、FIPは残念だけどほとんど助からないので高額になってしまう高度治療などはせず、主に苦痛を減らす治療をするようにしている、FIVは発症したのをほとんど見たことがなく、寿命の方が先に来るのが普通じゃないかな?というように、質問すれば明確な考えを伝えてくれます。

こちらの親バカ(笑)であれこれ心配して、例えば「猫でもフィラリアの予防をしたほうがいいですか?」と尋ねると、「うーん、よほど田舎でフィラリアを媒介する蚊がいるような場所に連れて行くなら別だけど、完全室内飼いでしょ? この辺りは蚊もいないし、僕はこのあたりでフィラリア出たって聞いたことないからね。僕ならしないかなー。どうしてもやって欲しいっていうならやるけど、 うちが儲かっちゃうだけだからね~(笑)」などと、冗談交じりで率直かつ明快に考えを伝えてくれますので、何でも尋ねたり相談するのがよいと思います。

費用はかなりお安いと思います。(23区内の猫飼い仲間の評価としても)

今まで実際に掛かったものだと、3種ワクチン(フェロバックス3)は5000円、血液検査(FIV検査、血液型検査)は3000円、糞便検査は800円、診察料は500円といったような金額ですが、診察料+検査代+薬代+投薬料+処方料+処置代…などと加算されるのではなく、診察料は計上されたりされなかったりですし、投薬料や処方料、処置代は取られたことはありません。
(手術や入院はしていないのでそういう場合はわかりませんが)

連れて行った際に爪が伸びていると、説明などしながら猫が抵抗する暇もないほど驚くべき速さで全部きれいに切ってくれますが、爪切り代も取られたことはありません。(あまり他の病院に掛かったことはないのですが、他の病院では頼んでいないし、特に伸びてもいなかった爪切り代が処置料として加算されていたことがありました)

そのあたり診察料金の計上はゆるーくされている感じがありますが、安くなる方向でのゆるさ加減なので、むしろ申し訳なくなることも多いです。

いずれにせよ結果として診察料は安く済みますので、何かあったときには気軽に病院に連れていけ、飼い主としても負担が軽くてありがたいです。
(他の口コミで領収書が手書きとありますが、今ではレシートタイプです)

受診したことがある犬・猫の場合は1泊2500円でペットホテルもしています。特に好き嫌いがあるなどでなければ、フードを持っていく必要はありません。預けている間にワクチン接種するといったことも問題なく対応して頂けます。

先生自ら供血犬・供血猫を複数飼われていて、輸血の必要がある場合も自家で対応できるそうです。(猫に関してはA型だけなのでB型の猫の場合は無理とのことですが、もしB型の猫の場合も相談すれば考えてくださると思います)

いいところばかり挙げましたが、うちでは全く気にしていないものの、デメリットと感じる方もいるであろうところも挙げておきます。

先に書きましたが、先生一人で診察・処置をされますので、看護師さんや助手さんがガッチリ保定していて、飼い主が何もしなくていいという体制ではありません。
先生が少し診察台を離れたりされた場合は飼い主自らペットが診察台から逃げ出さないようケアする必要があります。

逆に言えば、診察中はちゃんと飼い主が付き添っていてあげられますので安心できます。診察・処置中に飼い主が付き添えない病院も多いと聞きますが、手術でない限りは付き添えます。(以前、輸液を1パック入れている猫さんを見たことがありますが、その間もずっと飼い主さんが一緒でした)

診察の際、先生が一人で処置するためにやや動作が荒っぽく見えることがあります。
例えば採血なら片手で注射器を持ち、片手で患畜を保定、バンドの端を口で咥えてさっと前脚に巻き、注射器の針カバーをサッと取ってゴミ箱に向けてポーンと投げるなんていうことをものの数秒で(!)されるのですが、見ようによっては野戦病院の医師(笑)のようにも見えるかもしれません。(必要な動作を素早くするためにやっているのがわかるので、うちでは全く気にしていません)

先生はとても率直かつわかりやすく話をされます(ぶっきらぼうだったり上から目線では全くありません)。
オブラートに包むように曖昧な話し方をされるよりも率直に考え方や治療方針を伝えてもらえるので、うちではむしろ好感が持てると思っていますが、気になる方もいるかもしれません。

人によって合う合わないはあるかもしれませんが、良質な獣医療の提供という意味ではとてもいい病院です。

前にも書きましたが、動物に負担を掛けないようにされているので必要以上の検査や投薬などはされません。ちゃんと症状を伝えれば、それに対応する処置や診察はきっちりして頂けるので、飼い主がしっかりペットの症状や様子を観察して先生に伝えることが大事だと思います。(飼い主として当たり前のことですが)

評判がよいこともあるのか混んでいることも多いのですが、診察と治療が速いのでそれほど待つことはありません。平日夕方以降であれば待ち時間も5~15分程度でしょうか。(土日は混むらしいのですが、行ったことはないのでわかりません)

病院内は昔ながらの町医者っぽい雰囲気で、おしゃれだったり高級感満点という感じではありません。ごく「普通」です。もちろん、病院に必要な清潔さは保たれています。
【追記】その後内外装リニューアルされておしゃれな雰囲気に変わっています。

待合室にはゴールデンレトリバーが座ったり寝たりしていることがよくありますし、カウンター内には秋田犬がいて出迎えてくれますので(二匹とも全く吠えませんし、わざわざ寄ってくることもありませんが)、犬がいるだけで怯えてしまってパニックになってしまうような猫さんはちょっと難しいかもしれませんね…。

大変長くなりましたが、猫仲間の話などを聞いて比較してもとてもよい先生ですし、動物にも飼い主にも負担の少ない治療をされているよい病院だと思います。

自信を持ってお勧めできる動物病院です。

病院名
井元動物病院
動物の種類
ネコ 《雑種 (ミックス)》
来院目的
その他
予約の有無
なし
来院時期
2019年05月
来院時間帯
日中 (9-18時)
待ち時間
5分〜10分
診察時間
5分〜10分
診察領域
皮膚系疾患
料金
2700円 (備考: 診察料500円+外用薬代2000円(血液型検査)+税)
来院理由
元々通っていた
24人中 21人が参考になった

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