口コミ: 新潟市中央区堀之内のイヌの腫瘍・がん 1件
感謝してもしきれない
父親が亡くなり母が鬱に近い状態になっていた頃、精神的な安らぎとして柴犬を譲り受けてきました。
しかし母はその後足腰を悪くして入院し犬を飼える状態ではなかった為自分の家で飼うことになりました。
前の飼い主がどのように育てていたか分かりませんが、その犬は吠えることができず物音を異常に怖がり人の目を上目遣いでみるような弱々しい犬でした。
譲り受けてから1年も経たずしてみるみる痩せていき、病院を転々とするもやれ精神的なものだとか、やれ食物アレルギーだとかハッキリした原因は分からず。辿り着いた先がとやの動物病院でした。
小さく細胞を切り取り精密検査。血液検査。エコーでお腹の中をくまなく調べ原因が腸の炎症もしくはガンであるところまで絞り込むことができました。
その後抗ガン剤を打つことになるのですが、「申し訳ないがこれ以上続けることができない」とこちらの金銭的な事情を話すと負担の少ない提案をしてくださりなんとか続けられるメドもたちました。
しばらく家で安静にしていたのですが病状はかなり進んでいたらしく嘔吐と血便が止まらずすぐさま病院へ駆け込みました。
点滴や注射で状態を持ち上げ最後の望みである抗ガン剤を打つ為入院。
家に帰るやいなや連絡があり「今夜が山かもしれない」とのこと。最期は家族で過ごしたほうが良いのではないかという提案もあり迎えに行こうとすると「スタッフが点滴を持ち私が運転してそちらまでワンちゃんをお送ります」という。しかもまだ診察時間内なのです。
家のケージに点滴のセットをしなければいけないこともあったのですがこんなことをしてくれる動物病院があるんだ…と驚きました。
しかしその後また連絡があり「呼吸が止まり危ない状態です。すぐ病院に来てください。道中くれぐれもお気をつけて」と連絡があった。
車を走らせ病院に駆け込むと30分以上心臓マッサージをしてこちらの到着を待っていてくれました。
おかげで死に目に会うことができました。
正直抗ガン剤や治療費などで家の家計はかなり切迫していました。それを知ってか知らずか負担の少ない治療に切り替え、事あるごとに支えてもらいました。
先生はいつも犬の目を見て名前を呼びながら触れ合ってくれました。そして我々家族の話をよく聞いてくれました。そして一緒に頑張ってくれました。
このとやの動物病院は他の病院とは愛情の深さが違います。今でも先生の顔を思い出すと涙が溢れてきます。
ペット霊園にて葬式を終え、家に帰ると病院から綺麗な花が届きました。
タイトルにも書きましたが、感謝してもしきれないです。
治らなければ意味がないとか、獣医師として当たり前のことだとかいろいろ意見はあるかもしれませんが、少なくとも自分はこの病院で愛犬が人生を全うできたことに感謝しているし、「◯◯さん本当に今までよく頑張ってくれました」という言葉で救われました。
もし病院選びで迷っている方は是非来院してみて下さい。あなたの動物への愛情が深ければ深いほど先生はさらに深い愛で応えてくれるはずです。
長文駄文失礼しました。
- 病院名
- とやの動物病院
- 動物の種類
- イヌ 《純血》
- 来院目的
- 通院
- 予約の有無
- あり
- 来院時期
- 2018年08月
- 来院時間帯
- 早朝 (6-9時)
- 待ち時間
- 3分〜5分
- 診察時間
- 5分〜10分
- 診察領域
- 腫瘍・がん
- 症状
- 便がおかしい
- 病名
- 癌
しかし母はその後足腰を悪くして入院し犬を飼える状態ではなかった為自分の家で飼うことになりました。
前の飼い主がどのように育てていたか分かりませんが、その犬は吠えることができず物音を異常に怖がり人の目...