口コミ: 浜松市中央区上島のイヌの消化器系疾患 (1件)
静岡県浜松市中央区上島のイヌを診察する消化器系疾患に関する動物病院口コミ 1件の一覧です。
1〜1 件を表示 / 全1件
静岡県浜松市中央区上島のイヌを診察する消化器系疾患に関する動物病院口コミ 1件の一覧です。
癌を疑っていてくれたら
小さいパピーの頃から通ってました。10歳過ぎるまで病気知らずで、狂犬病かワクチン接種くらいしか病院に行くことはなかった。でも10歳になった翌月に初めて異変を感じた。酷いえずきがたびたび起こるようになった。急いで病院で診てもらった。
レントゲンやら血液検査やらやって、気管支の胃に近い部分が狭くな...
小さいパピーの頃から通ってました。10歳過ぎるまで病気知らずで、狂犬病かワクチン接種くらいしか病院に行くことはなかった。でも10歳になった翌月に初めて異変を感じた。酷いえずきがたびたび起こるようになった。急いで病院で診てもらった。
レントゲンやら血液検査やらやって、気管支の胃に近い部分が狭くなっていて、えずきや咳が出ていますね、そして胃がガスで膨らんでいますと。これからも少しずつ悪くなって行くが、緊急性は無いのでこの症状と付き合って行くしかないですねと。その後は半年は少しずつ症状は悪くなって行った。
今年の2月の終わり頃には吐くようにもなり、元気もなくなってきたので再び病院に行きました。症状は相変わらず出ており、以前より胃も膨らんでいるのでガス抜きしますと。えずきや咳は我慢するしかないですね、でも緊急性は無いと最後まで言っていました。
4〜5回通った頃、他の病院に行こうと決めました。設備の整った病院に次の日に行きました。レントゲンを数枚撮り、結果を聞きました。耳を疑いました。あっさり「胃癌だと思われます。既に腫瘍が大きくなりすぎて胃から腸への道を塞いでいると思われます」と言われました。
その後CTと細胞検査が行われ、肥満細胞腫だと診断が下されました。直ぐに抗癌剤治療が始まりました。病院を変え、わずか1週間でまるで違う治療が始まりました。
食欲は落ち、体重は27キロから19キロまで最後は落ちました。地獄の様な3週間でした。抗癌剤、ステロイド、胃と腸を働かす注射、静脈輸液、皮下輸液、ワンコの体力が耐えられるように色んな治療をしました。でも遅すぎました。癌はリンパ、腹膜、脾臓にも転移してしまい、あっという間にワンコの体力を奪っていきました。
ご飯も水さえ飲まなくなり、「これ以上出来ることはありません。安楽死も考えて下さい。ワンコは相当痛みと不快感、苦しんでいるはずです」と。「ワンコはすごく頑張ったと思います」と言われ、かみさんは泣いていました。
ワンコが頑張り耐えていたのは毎日見ていました。見るに耐えない状況でした。その2日後に安楽死を私が決めてお願いしました。病院を変え4週間でワンコは虹の橋を渡りました。
あんなに食いしん坊で甘えん坊で皆に優しく愛されていたのに、最後は苦しんでいる顔しか見ていませんでした。「ごめんね、もう苦しまなくて良いからね、ゆっくり休んでね」と、動かなくなったワンコに何度も声をかけました。もっと早く病院を変えていればと後悔する毎日です。