荻窪ツイン動物病院

１０歳のミニチュアダックスフント♂です。

春頃から体調を崩しがちで、かかりつけの動物病院にちょこちょこ通っていましたが、検査しても血液の炎症の数値が高いだけで、その原因もよくわかりませんでした。
そんなある日、歯の裏側にポコッと腫れがあるのに気づき、再び病院へ。診断は「歯肉炎」。特に急を要する感じもなく歯石取りを勧められたのですが、なんとなく不安を感じていた私たちは、歯科専門の動物病院を探すことにしました。そしてたどり着いたのが、こちらの『ツイン動物病院』です。

先生は、すぐに悪性腫瘍の疑いを指摘されました。
歯の治療に来たつもりが、ガンなんて…。驚く私たちに、先生はゆっくりしっかりこれから起こりうる事と検査の流れを説明して下さいました。
その結果…レントゲンとＣＴ検査で、顎の骨の一部まで溶けてなくなっていることが解り、病理検査では、やはり悪性腫瘍であることが明らかになりました。
パニくっていろいろ細かい質問をしてしまったと思うのですが、先生はひとつひとつ丁寧に答えて下さり、手術してその後元気になったワンちゃんもたくさんいると、私たちを励まして下さいました。

歯と顎の一部まで切除するという手術でしたが、腫瘍はきれいに取り除かれ、転移も認められず手術は大成功！（ＣＴの先生も「あの先生は歯科と腫瘍に強い」とおっしゃってました。）残された歯もきれいになりました！
術後１ヶ月経ちますが、今ではごはんもパクパク完食し、元気いっぱい走り回っています。とっても調子が良さそうです。

これから月に一度、定期検診に通います。どうか再発しませんように…。
でも、何があってもこの先生にお任せしようという絶対の信頼があります。（スタッフの方々も本当にお優しいです）
特に歯科に関しては、まだまだの病院が多いと思います。何か少しでもペットに異変を感じたり、かかりつけ医に不安を感じている方、様子を見ずに早めの受診をお勧めします！



…追記…

あれから定期検診に通い続け、手術から１０ヶ月が経ちました。
おかげさまで、今現在、本当に本当に元気です！

昨年の手術によって顎の一部と多くの歯を失いましたが、特に問題はありません。粘膜ギリギリまであった腫瘍を、鼻を傷つけることなく取り除くことができたのは、先生の技術！ごはんはペースト状のものしか食べられませんが、それでも毎回ペロっと完食しますし、口周りの毛も生え揃ったので、見た目の違和感もそれほどありません。

…ガンが判明したときには目の前が真っ暗、安楽死すら考えました。
それが今では驚くほど元気になり、大好きな山登りや川遊びもできるようになりました。もちろんこれで終わりというわけではありません。これからも定期検診に通い、健康管理には十分気をつけていきたいと思っております。