4.79
18件
神奈川県川崎市幸区小向西町4-125
イヌ / ネコ
日本獣医生命科学大学博士(獣医学) ・ 獣医腫瘍科認定医 II種
脳・神経系疾患 / 整形外科系疾患 / 腫瘍・がん
動物から学ぶこと
2年前の6月、肌寒い雨の夜、生死さまようのらねこちゃんを保護、いつもお世話になっている病院で診ていただきました。診察も終わろうとしている時間でしたが、先生方、スタッフの方々、体を温め、酸素マスクに点滴、合間の血液検査、手をつくしてくださり、みるみる元気を取り戻しました。
推定年齢20歳近かったと思...
2年前の6月、肌寒い雨の夜、生死さまようのらねこちゃんを保護、いつもお世話になっている病院で診ていただきました。診察も終わろうとしている時間でしたが、先生方、スタッフの方々、体を温め、酸素マスクに点滴、合間の血液検査、手をつくしてくださり、みるみる元気を取り戻しました。
推定年齢20歳近かったと思われ、もう外での生活は無理ではないかとの判断で、病院の子として新しい生活を始めさせていただけることに。感謝と感動とがごちゃまぜになってその子をなでながら、よかったねよかったねと話しました。
外での生活が長かったからか、カラスの鳴き声を数種類習得(笑)ごはんも他の子たちの数倍いただく大食漢!すっかり病院のアイドルに!
同居の子たちから時々パンチもくらっていましたが、自分からは絶対に手をあげない心やさしい子でした。それから2年と5か月、先生方に見守られながら、先日旅立ちました。なんの苦しみもなくすーっととのことでした。
最後まで食べたい気持ちがいっぱいだったと聞いたときは、ちょっと笑ってしまいましたが、それもその子の生き方を見せてくれたのだと思います。
自分の置かれた状況に、不満を持つわけでもなく、ただ受け入れていく。
いちいちブツブツ言ってる自分が本当に恥ずかしく、そのたびにおしえてもらうことの大きさ。そしてのらちゃんたちのおかげで病院の先生がたに出会えたこと。ありがとうしかありません。
これからもずっとずっと病院が続いてくださいますように。
ほんとうにありがとうございました。